ダヴィンチ・コード アドバイザーズ著者「ダン・ブラウン」は数学者の父と宗教音楽家の母という家庭環境で育った。科学対宗教という二律背反とも環境であるが、このことは、スイスの物理学実験室とバチカン市国を舞台として展開する「Angels & Demons」に生かされている。フィリップス・エクセター・アカデミーを卒業後、同校で英語の教師として勤務、その後作家活動を開始し、1996年に、「Digital Fortress」を発表。
本書の最初のころは、そうでもなかったのですが、読み進めれば進むほど、とまらなくなってしまいました。
スリルという意味では、ダンブラウンの作品の中では一番かと思います。ラングドンシリーズからはまった私ですが、相変わらず多岐に渡る分野でのウンチクは冴え渡り、テクノロジーの話題が圧倒的に多いにも関わらず、ガブリエルという若い女性の心理描写とその変化を丁寧に書き上げた、ヒューマンな部分も読みどころです。
ダ・ヴィンチ・コードで日本でも有名になったダン・ブラウンのこの小説は天使と悪魔とダ・ヴィンチ・コードの間に書かれたものです。他の二作と同様にいろいろな主要登場人物の視点から物語が語られているので最後まで事件の黒幕がわかりませんでした。アメリカの実際にある団体なども登場し、本を読んでいくうちにかなりの情報通になれる薀蓄も満載です。かなり現実離れしたシーンもありますが、一気に読める一流のサスペンスです。
たしかに「ダヴィンチコード」を読んだ後に読むとちょっと劣るなという気がしますが、スピードがあってストーリー展開やどんでん返しの結末も非常に面白かった(ただ、ダンブラウンの著書を続けて読んでいると、最後の以外な犯人が途中からなんとなくわかってしまったのは私だけでしょうか?)。もうひとつ、「ダヴィンチコード」や「天使と悪魔」と違って宗教色は全く無く、「歴史ミステリー」に興味がある人には期待はずれである可能性があります。ただ、やはりストーリー自体は非常に面白く、さすがという感じでした。
ミルン棚氷で見つかった巨大な隕石。 |
売れ筋商品
このページの情報は 2006年7月19日19時38分 時点のものです。 |



