「ダヴィンチ・コード」は映画にもなった実際のレオナルド・ダヴィンチが残したミステリー。その真実に迫ります

ダヴィンチ・コード アドバイザーズ

著者「ダン・ブラウン」は数学者の父と宗教音楽家の母という家庭環境で育った。科学対宗教という二律背反とも環境であるが、このことは、スイスの物理学実験室とバチカン市国を舞台として展開する「Angels & Demons」に生かされている。フィリップス・エクセター・アカデミーを卒業後、同校で英語の教師として勤務、その後作家活動を開始し、1996年に、「Digital Fortress」を発表。
ニューヨークタイムズ紙を始めと主要なにおいて位を続けるという爆発的なベストセラーと40か国語以上に翻訳された。

 

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よみがえる最後の晩餐
片桐 頼継

よみがえる最後の晩餐

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人気ランキング : 489889位
定価 : ¥ 1,995
販売元 : 日本放送出版協会
発売日 : 2000-02

正に最後の晩餐がよみがえる

  99年5月に、NHKで放映された”よみがえる最後の晩餐”の解説版と言う位置づけだが、修復によって蘇ったレオナルドの壁画の真実を知るためには、格好の解説書でもある。あの放送では、CGを駆使して、立体的に蘇った最後の晩餐を縦横に展開していたが、老境に入りながら、21年の歳月を賭して洗浄修復に掛けたブランビッラ女史の姿も印象的であった。
  今夏、機会があって、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会を訪れて、修復なった最後の晩餐を見てきた。30年以上前に修復前の、10年前に修復中の、〆て3回見学している。今回は、入館制限も厳しく、最高の保存状態での見学であったが、総てのその後の修復と灰燼を洗い落としてレオナルドのオリジナルを引き出した壁画との対面は、正に!、感激であった。
  あのモナ・リザさえ、最晩年まで手離さずに、筆を加え続け、美の極致を追求したレオナルドには、スピードと決断を要する作画法である半永久的保存の利くフレスコ画は不得手で、微妙な美と深さを求めるためにテンペラ画法で描いたばかりに、剥落と崩壊に瀕した悲劇のこの最後の晩餐は、暗い教会の食堂の中で、パステラ画のように淡く輝いていた。
  レオナルドの絵画の秘密や最後の晩餐の新発見など、今回の修復を基礎に学問的なアプローチとジャーナリスティックに解説したこの本は、鑑賞の手引きとしては実に有益である。ユダが、何処にいるのか分からないという人が大半だとか、面白い話が続く。

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2006年7月19日19時38分
時点のものです。

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